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5/16 螺旋図書館

はて、今日の晩に図書館で出会った同族の類の女(ひと)曰く、
俺はもっと長生きをしてその中でさらに知る事があるんだとか。

何となくどういう事かは分かるが……。
そういった情熱はからっきし。枯渇地帯。欲望も願望もとくにはない。
例外はないとも言い切れないが……。
少なくとも初めて会った相手をすぐに口説いたり、そういった事を楽しむほど俺の性格は陽気じゃない。勝手ながら彼女のような、アレルヤを含めそういう女性にとってはひどくつまらない男だろうなぁ。

しかし、あの木の精霊の子といい、誰だったかな。他にもそんなような事で俺を応援とも見守るとも着かぬ目で見ていたヒトが複数いたような……
決まってそういう類を心配するのは女性、というのは言い過ぎか?
しかし、俺の経験則でいうなら100%の確率なわけで。

母親、もしくは姉のような位置から、彼女らは無邪気に、明るく、時に妖艶に笑って言うのだ。

そうして俺は、決まって小首を傾げるか、「努力する」の一言だけを返す。
努力した結果は出ていない。なんせ、努力していないんだから結果が出るわけがない。
例え、目の前に「必殺!百発百中!絶対成功!」なんて売り文句が山ほどついた惚れ薬や指南書があったところで俺のやる気に火はつく事はないだろう。

はぁ……、しかし、彼女らがいう「男」となれば、きっとヴァネスやラピスのような男だろうな。
ああいった風に、俺が?

………

うーん、想像がつかない。
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