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2/22 旧市街

今日、この身に居座っていた変化期がようやく終わりを迎えた。
凪いだ海のように静かだった症状がいきなり悪化し、尚更気分が悪かったんだが……
今回はリュシュが傍に居てくれたこともあったのかな。取り立てて変化もなく、俺が今抱えているものといえば変化期の変わりのように付属した後遺症だけだ。それも酷いもんじゃない。耳の聞こえが悪くなった、というだけで。いまや齢100を重ねた老人。

ソーンの声もまともに聞こえない……。がっくりする。



(ひどく間を開けて書かれた文章が、後に続く。)









彼はどんな気持ちであの言葉を言ったのだろう。
すくなくとも、軽い言葉じゃなかった。気持ちも軽くはなかろう。
だが、俺は受け止めなかった。受け止めれずにいた。
二度と言わないでくれ、静まり帰る部屋で彼にそう言いい、彼からしてみれば、
「お前が先にやったんだろう」といった具合だろうか?
そうである。そうではあるけれど、言わないでくれ。頼むから。

苦しいのか哀しいのか腹立たしいのか痛いのか、よく分からずに泣きたくなった。
でも、泣くには色々足りない俺だからただ静かに冷え込んだ。分からない。裂いたような痛みに悪態をつくしかない。

畜生、ろくでもない。なさすぎる。
相手を思うから自分が見えなくなるのか、自分を思うから相手が見えなくなるのか。
俺はあそこで是非そうして? なんて言えたか?言えるのか?

言えるものか!



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