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アンリエッタおばあさんの庭を手入れしていると、いろんな花を目にする。
彼女の見事な庭に見惚れ、なんとなく通りかかる度に庭の様子を眺めていたら……
声をかけてもらったのが始まりだったかな。

彼女と知り合ったその日から、気づいたら愛しの我が子(庭)の手入れを手伝っている。
近くに…孫とか、そういうのがいないらしい。
だから、俺みたいなものが転がり込んできても平気なのかね。デカイ孫だけど。
いや、彼女ぐらいの歳の孫といえばこんなものか?

彼女と過ごすうちに、周囲の人々が彼女の庭を密かに「千の花の庭」と呼んでいると知った。
結構、見た目が凛々しいから……なかなか周囲の人々とは馴染んでないみたい。
勿体ないな、話すと面白いのに。
あ、話がずれた。ああ、そう、それぐらいたくさんの花があるように「みえる」って事だ。

薔薇の瞬く間に変わりゆく花を見ながら、無知というのもいいもんだなぁ、なんて話にいきつく。
あの庭自体に、千もの種類の花はない。花に詳しい人間からみれば、あっというまに数が減ってしまうことだろう。
無知故に、それほど多く見えるのだ。案外、豊かだな。そう考えると……。


勿論、全てにおいて無知が良いとは言い難いけど。

うん、まぁ…今日はこんな感じかな。
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