魔を狩る人々の胸には信念(理由)がある。
火種は多種多様に富み、しかし明確にて実にシンプル。
復讐、快楽、金、地位、誇り、義務。恐怖と畏怖。嫌悪と憎悪。名誉と名目。
願望との合致。行動との不一致。
と、尤もらしく書き始めてみたりする今日の日記。
今日あったことと言えば……ボトルを割り逃げした犯人と間違えられ、ハウルに捕獲された事ぐらいか。それまでは、別の人と追いかけっこをしていた。狩人だ。
実にスリリングじゃあないか。全く胸が躍らない。心臓なら嫌ほど踊った。
はて。狩人といえば…姉妹の狩人達は元気にしているだろうか。(片割れしか見てないが)彼女等も、鳶色の狩人も日々仕事に励んでいるんだろうなぁ。
破壊者殿も励んでいるようで……何よりだ。
(ページの隅にひっそりと綴られる)
あらゆる事を人間関係では察しなければならない。大半は、望みを。
特に懐に入ろうとするとどうにもそうなるらしい。
ほとんどの人は何も言わない。彼も、また彼も、彼女も。一気に口が硬くなるのだ。
何故? と言ったら、きっと殴られるか怒鳴られるか、拗ねてしまう。
しかし…俺は察するのが苦手なんだ。これをいうとまた前者のループ。
だけどなぁ、他人の思考なんて読めるものか………。
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