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12/27 雪降りの園

久しぶりに訊ねたかの地は、背の高い木々は飾り付けられ随分と印象が違った。
観光地でもないのに…いや、俺が知らないうちに認定されたのか?それとも元々?
そのうち小さな案内旗を携えたお姉さんとその後ろに連なる観光客に出くわしたらどうしよう。園での過ごし方といったら、そう多くもなく寝っ転がっているか木に上っているかの二つだ。たまに雪だるまをこさえたりもしている。
遭遇した場合、俺は野生動物のようにありのまま寝てればいいの?木に登っていても?

たぶんアウト。これは問題だ。

そんな問題もとりあえず横に置いておこうと思うぐらいには、思いがけない人との再会があった。彼女は煙のような人だから、なかなか見かけないし掴む事だって出来やしないだろう。せっかく見つけた煙なので、掴んでみたい。半ば強引に「次の話」を作らんと試み――…早々に激昂を買い、切っ先を向けられた時は流石にヒヤヒヤした。……でも、了承をもらったんだ。今度、鳩を出して連絡をとってみよう。

殲滅の右手と救済の左手をもつ狩人の娘、気高きヴェトリス。(それだけじゃないのが実に愛嬌があると思う。)以前、彼女に殺すと言われた時はたまったもんじゃない驚き、君に殺されるわけにはいかないと言い切ったのだけれど。
どういった心境の変化か、今なら彼女にならば殺されてもいいかもなぁ………と。
しかし、つまるところ思うだけでしかなく、実際のところ全力でお断り申し上げるだろう。

もし、俺が不死であるなら「そこに愛があるならば刺されよう」とでも馬鹿を抜かして身を差し出す。でも、不死ではないから逃げ出す。ごめん。



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