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hetare

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1/26 診療所

そうだ、顔を見に行こう!とやおら思い立ち、10分歩いたその先にまで。
洗濯物を一緒にたたんで…話をして…お茶を飲んで…家にかえった。

そういえば、ハウルにもこの事を話したが「俺の身体は、爪先から頭の髪の先まで等しく邪神のもの。」それ以外はありえない。世の中「自分は自分だけのもの」という考えがあるが、俺はそれを信じちゃいない。そうなんだよ、って言われても、そういう考えもあるね、としか返さないよ。絶対。俺の頑固たる所は頑固たるゆえんその1。

師匠は、この考え方が嫌いだった。その前に大と特別と一等と一際がつくほどに。
それでも、俺は彼女に蹴られようが殴られようが改める気はなかった。
(現実にそれで殴られたり蹴られた事はない。彼女のために此処に記す。が、あの目に睨まれた時は俺は一瞬にしてカエルになり、彼女はアナコンダヘビだ。)

俺達の生態と邪神は“へその緒”のように繋がっている。目に見える変化があった。
母胎から贈られる栄養分で育つ胎児のような。その変化から察するに、邪神は俺の痛みと傷は要らないようだったから、俺はその繋がりを別のひとに移した。

だから、俺の痛みと傷は彼のもの。 
彼が邪神のように要らないよっていう日まで。
それは犬のように分岐はしない。猫のように一筋に。
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